こんにちは、豊平店です。
参戦記①～②、番外編①はコチラから↓
★ARK RALLY KAMUY2023★参戦記～番外編①～
前回より少し間が空いてしまいましたが、
石川スタッフの熱いレポート、ぜひご覧ください(*‘∀‘)
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ラリーカムイ参戦記～後日談～
ラリーは競技の特性上いろいろなトラブルが発生します。
ですが、修理のできる場所はルール上限られております。
そうです。 私達のいるサービスパークの中でしかメカニックは車に触ることができません。
ではそれ以外のところでトラブルが発生したら？
ドライバーが自力で対処しなければならないのです。
そんな事ある？ って思うかもしれませんが…
あるんです！
今回も発生しました！
競技の最終SSゴール直後のことです。
「突然メーター内に故障を示すチェックランプが多数点灯‼️
そしてエンジンが異様に振動し、今まで聞いたことが無い音がしている」とドライバーから電話が！
異変が発生した地点から、私達メカニックが待機しているサービスパークまで約25km、戻って来ることができなければリタイアです。
すぐに私達は予想されるトラブルと対処方法を考えます。
PHEVなのでエンジンが不調でもバッテリーの残量があれば帰って来れるはず！
丁寧に走ればバッテリーの消費をおさえることも可能！
なんとしても帰ってこいとドライバーに伝えます。
ですが、サービスパーク到着予定時刻になっても帰って来ません。
サービスパークの入り口には帰って来たラリー車が、ゼッケン番号順に並び始めました。
えっ!! 私達の車両より後続のゼッケン番号の車両が帰って来た･･･
ヤバイ! ヤバイ! 帰ってこない! リタイア?!( ﾟДﾟ)??
不安と焦りでドキドキしながら更に数分…
キター!! 見えたー!! 帰ってキター‼️＼(ToT)／
私達から車両に駆け寄り状況を確認しますが、ルール上まだ車両には触れられません。
サービスパークまでは残り100mほどですが、その場で急いで外周チェックと下廻りのチェックをしながら音の発生源を探索。
結果、マフラーがボコボコに変形しており、飛び石が挟まって音が出ていることが判明！
これは大丈夫!
次にボンネットを開けエンジンの振動を確認。
確かにエンジンは不調な状態にあるがオーバーヒートやオイル漏れなどは無く、止まってしまうことはなさそう!
ただしバッテリーの残量はすでに底を着いており、残り後続可能距離も表示なし。
一旦でもエンジンを止めたら動けない可能性あり。
ここでチーム監督とルールをチェック。
今いる場所からサービスパークまで約100m、ここで走行不能になってしまってはリタイア扱い。
ゴールするにはサービスパークに入り、サービスアウトしてパルクフェルメに車両を入れなければならない。
なのでドライバーにはエンジンを止めないように伝えて、「なんとかサービスインしてこい」と指示！
約20分後…
無事サービスパークにたどり着きサービスインが完了し、完走ゴールインを成し得ることができ、2日間のグラベルステージによる熱い戦いを終えることができました。
成績はクラス3位です。
運営スタッフやギャラリーの方々からも拍手で称えられました。
最後の最後までチーム一丸となって勝ち得た結果です。
みんなやり切ったいい顔をしてます。
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以上でラリーカムイ参戦記は完結です！ご覧頂きありがとうございました！
少しでもラリーという競技に興味を持って頂けたら嬉しいです♪
ぜひ今後も応援宜しくお願い致します。
忙しい合間を縫って参加し、レポートしてくれた石川スタッフにも感謝です(*’▽’)
豊平工場で石川スタッフを見かけた際には、ラリーに関わらずマニアックな話が聞けるかもしれません(*’ω’*)
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