北海道三菱トピックス

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アルピニスト野口健さんの防災トークショーレポート

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UHB 2/3(土)17:30~18:00 報道ニュース「FNN Live News it」内で本イベントが紹介されました。

 

 

2024年元日の能登半島を震源に、石川県や北陸地方を襲った「能登半島地震」。真冬の豪雪や凍える寒さの中、多くの人々が避難生活を余儀なくされました。大災害の脅威を身近に感じる2024年2月3日、北海道三菱自動車販売西店で“野口健 防災トークショー「災害を生き抜くために~テント村という選択肢~」”を開催いたしました。

大型ポスターと野口健さん(以下、野口さん)

ご近所は宮の沢や手稲区、遠くは道東からもお申し込みがあり、開催日の前夜に猛吹雪だった影響からか当日は朝から道路状況が悪く、お客様が無事に到着できるのか心配になる場面もありましたが、12時を過ぎたころから続々とお集まりいただき、当初予定より5分遅れの13時5分から講演を開始しました。

 

講演タイトルや想定される内容からか、お集まりいただいたお客様もどこか緊張したような様子で静かに開始を待っていましたが、野口さんが登壇して話を始めると空気は一変。演台に置かれたミネラルウォーターのボトルを手にトークを始めます。

 

司会者 :では、のどを潤して頂いて始めたいと思います。

野口さん:山屋(*)っていうのは喋らない人が多い、寡黙なものですから、アルコールを飲みながら……東北で講演した時は、地元の銘酒が飲み物として提供されたことがありましたね。これは日本酒ですか?だいぶ飲ませて頂きました(笑)
*…登山を生業にしている方

 

私たちが身構えずに聞けるよう、明るいジョークを飛ばす野口さん。緊張は緩和し、終始楽しいムードでお話は進みました。
今回の野口さんの講演で学んだことから4つご紹介します。

 

1.避難所は「なんとなく、仕方なく」で行く場所ではない!
避難所、と言われても「TVのニュース番組で見た記憶があるなぁ」程度の認識の方も多いのではないでしょうか。家が壊れて住めなくなったり、土砂災害の危険性があったりしてやむなく避難をしている。実際の被災体験がない私にはそういうイメージしかありませんでした。

 

野口さん:災害が起きて、大切なものと別れて、場合によっては家族とも別れて、命からがらたどり着くのが避難所です。「なんとなく避難しようかな」という人はいません。

 

誰だって自宅やきれいなホテルで生活したいものですが、生きるためにどうにか避難所にたどり着いて生活を始めているというのが現実だそう。東日本大震災の時は、半年以上も避難所生活を余儀なくされていた方もいたそうです。満足な寝具もなく、間仕切りも不十分で、常に誰かの視線を感じながら生活するのがどんなに苦しいのか、それでもなおそこで生活する必要があるのだから環境を整えることがいかに大切なのか、実際に被災地入りして活動を続けている野口さんの言葉だからこそ、より強い現実味をもって私たちに伝わりました。

 

2.避難生活、命のカギを握るのは「トイレ」!
学校の体育館や公民館が避難所として使用されることがほとんどですが、その建物自体のきれいさや生活インフラの復旧度以上に大切なものは「トイレの状況」だそうです。この度の能登半島地震の避難所でも、ノロウイルスの流行が確認されています。ノロウイルスの感染源となりやすいのはトイレです。物資や水の確保がままならない状況ではこまめな除菌や掃除など行き届きませんし、体調が悪い人と元気な人、男性と女性などでトイレを分けることも難しくなり、においもきつくなり、避難所全体がどんどん不衛生な環境になっていきます。また、一般的な仮設トイレは和式タイプが多く、高齢者や子どもにはうまく使えず、不衛生な環境になりやすいといいます。災害後の生活インフラの回復速度は電気が14日程度に対して、水道は40日以上を要するそうで、被災地で衛生的な水洗トイレを維持するというのはかなり難しいことだといいます。

 

野口さん:トイレの状況が悪いと、トイレを使いたくないという理由で水分の摂取を控える人が増える。体を動かすのも難しい状況でもあり、体に血栓ができやすくなる。その血栓が心臓や脳に回ったら……トイレの衛生状態がきっかけの災害関連死は実際に今も起こっています。

 

ヒマラヤなどの高峰では、発生したごみはすべて持ち帰るのがルールです。そのごみの中に、排泄物も含まれています。排泄物をいかに衛生的に処理するか、山岳での経験と知識から、野口さんは電気と凝固剤で安全に汚物を処理できるポータブル洋式トイレ・ラップポンを設置して衛生環境を整え、災害関連死を少しでも減らそうと尽力されています。

会場にはラップポンの見本を展示。私たちスタッフも設営時から興味津々でしたが、それは集まったお客様も同じ。発売元の日本セイフティー社スタッフから直接解説を受け、デモンストレーションを体験するなどして理解を深めていました。

 

3.明日は我が身!3日生き延びてつながった命を失わないための「テント村」
台風、豪雨、火山の噴火、津波、大地震……考えられ得るすべての大災害に遭っておかしくない環境の国が日本です。しかし幸いなことに、日本は先進国の一つに数えられており、中でもインフラの復旧や情報の伝達がとても早いという特徴があります。もし今大地震に遭い、道路がうねりを上げ、山が火を噴き、海が割れても、情報網が速報を伝えます。その情報がしかるべき場所に届き、自衛隊などの救助が動き出す。それまでにかかる時間は3日ほどだそうです。この3日を生き残れば、命が助かる確率が格段に上がるそうです。

 

野口さん:この3日間を生き残って、避難所にたどり着ければ命が助かる確率は上がります。でも、たどり着いた先の避難所で心身が疲れ果てたり、亡くなってしまったりする人もいます。

 

日本の避難所の環境というのは、世界的に見るとかなり最悪な部類に入るそうです。特にプライバシーのなさ、管理者による快適度の高低差が問題となるそうです。ニュースなどで見てわかる通り、避難所といえば低い間仕切り、簡単に見渡せる環境、常に誰かに見られている状況で、体力の低下した状態で生活をしなくてはいけない。どんな人もだんだんと心が壊れていくそうです。

 

野口さん:テントだったら、体調の悪い人を隔離して感染症の流行を抑えることもできる。人目を気にせずゆっくりしたり、着替えをしたりもできる。

 

熊本地震の時、避難所予定だったアリーナが崩壊してしまい、グラウンドにヒマラヤ登頂時のベースキャンプを再現したテント村を作ったそう。確かに、一般的な避難所よりも布一枚とはいえテントという区切られたスペースで暮らせた方が快適であろうことは想像に難くないですよね。テント村を作るにあたり条件はあるそうですが、こういった避難スタイルがもっと広まっていけばいいなと感じました。

 

4.電気があれば生きられる!三菱自動車のアウトランダーPHEVはすごい
現代人の生活はやっぱり電気がないと始まりません。電気が必要なものの中には、ただ便利だとか楽しいというものだけでなく、衛生的に保つための洗濯機、食品を安全に保存する冷蔵庫、熱中症から命を守るエアコンなど、生命維持につながる設備もあります。野口さんの愛車でもあるアウトランダーPHEVは、まさに動く大きな発電機!

 

野口さん:日本のすごいところは、道路の復旧の早さと日本中どこに行ってもガソリンスタンドがあるというところ。アウトランダーに乗って行けさえすれば、どこででも電力の確保ができます。

 

一般家庭の必要量の最大12日分を充電しておけるアウトランダーPHEVがあれば、停電状態の自宅から避難所へ行かなくても数日過ごすことができます。断水状態でもラップポンを使った衛生的なトイレ使用もできますし、冷蔵庫や冷凍庫に備蓄した食品を食べたり冷暖房を使用したりして真夏や真冬の気候を耐え忍び、救助までの日数をしのぐこともできます。ただ電気をためたり発電できたりするだけでなく、地震のせいで悪路になった場所でもガンガン走っていける走破力も兼ね備えているのが三菱のPHEVのすごいところです!今まではなんだか漠然と「三菱のPHEVはなんかすごいんだな~」と思っていましたが、実際の使用例がリアルに想像できる野口さんの体験談から「三菱のPHEVは本当にすごいぞ!具体的には~」と人に自慢したい気持ちになりました。

 

 

 

講演会の最後には、直接野口さんに質問をしてお答えいただくQ&Aコーナーや、一緒に写真が撮れる2ショット撮影会も開催。当初予定の倍以上の時間お話しいただいていたにもかかわらず、撮影会の最中もお客様と個別にお話ししていただき、さらには私たちスタッフともたくさん写真を撮って頂き、お客様にとっても私たち運営スタッフにとっても本当に楽しい一日となりました。

本講演を通じて、日頃から防災を意識した備えをすること、そして何よりも「生きる力を得て、養うこと」ということが大切なんだなと学ばせていただきました。野口さんは講演後また被災地へ入り、寝袋支援プロジェクトに戻ります。今も助けを待っている人たちのもとへ愛車のデリカD:5を使って直接訪問し、救援物資を配るのだそうです。私たち一個人には資金もなければ、日常の生活があるために時間もないので、野口さんのような支援活動をすることは非常に難しいです。しかし「野口さんが、誰かが、今日も支援活動をしている」というお話を広め、資金力のある人や時間を使える人に情報を伝えることはできます。大規模な資金を用意できなくても、少額なら募金できるかもしれないし、ふるさと納税などの方法を使って被災地支援をすることもできます。
助け合いの第一歩は「自分を守ること」、自分が万全でなければいけません。生きてく強さをつけて、「その時」に生きられる備えをする。備えの一つとして、車を購入するときには災害に強い三菱のPHEVをぜひ第一にご検討ください。

 


この度は講演にお集まりいただき、ありがとうございました。
そして野口健さん!この度はお忙しい中、貴重なお話と最高の時間をありがとうございました!